「バレエはお金持ちがやる趣味」と思ってはいませんか?
そのような認識が世間に広まっている理由は、発表会にあります。
通うスタジオにもよりますが、発表会に出演しようとするなら、安くても15万円程度はかかってしまい、衣装や踊る演目、出演時間によっては30万円を超えてしまうこともざらにあります。
しかし、スタジオの中で踊るだけなら、ヨガや料理教室といったその他の趣味と比べても、大きな差はないんです。
今回の記事では、バレエに興味を持ってらっしゃる方に向けて、バレエにかかる費用についてご説明いたします!
Contents
準備にかかる費用
バレエを習い始める前に、必ず用意するものをご紹介いたします。
よく、「体験レッスンの際は、バレエシューズの代わりに靴下、レオタードの代わりに動きやすい服装でもかまいません」と記載してあるスタジオが多いですが、あまりお勧めはいたしません。(と、いいつつも、当ホームページRETIRERのサービスでも同じように記載しております(笑))
その理由は、バレエが、見た目を大切にする芸術だからです。
バレエシューズやレオタードは、運動するためのただの服ではなく、自分を美しく見せるための衣装という一面があります。
考えてみてください。バレエは、鏡張りのスタジオでレッスンが行われますが、鏡に映る自分がスウェットを着ているのと、かわいいレオタードを着ているのでは、どちらがバレエを楽しめると思いますか?
バレエの楽しさを最大限に感じてほしいという観点から、体験レッスンであっても、ぜひこれらを用意されることをおすすめいたします。
1.バレエシューズ
バレエシューズとは、丈夫な布(革)で造られた、バレエ専用の靴です。
バレエを習ったことのない方がよくイメージされるトゥ・シューズ(つま先立ちできる靴)はバレエ中級者以上の方が使用するものなので、習い始める段階では用意していただかなくて結構です。
また、本革で造られたバレエシューズは、布製よりもお値段が高く、見栄えが良いと思われるかもしれませんが、ここだけの話、プロのバレエダンサーで革製を使っているダンサーは、ほとんどいません。
というのも、革製は光沢があるので、レオタードやタイツとの相性が悪く、コーディネートの難易度が上がってしまうばかりか、布製よりも質感が硬いので、踊る際に足を動かしずらく感じてしまいます。
このような理由から、まずは布製のバレエシューズを購入されることをおすすめいたします。
ご予算 2,000円~3,000円
2.レオタード
バレエシューズは、どんなものでも似たような金額ですが、レオタードに関しては、ブランドによって差が生じます。
形は「キャミソールタイプ」「ノースリーブタイプ」「半袖タイプ」「長袖タイプ」と様々なものがありますが、形によって踊りにくさなどへの影響はないので、ご自身の好きな形、デザインから選んでいただいていいと思います。
ただし、本格的にバレエを習い始めると、何着も欲しくなると思うので、最初はネット通販などを利用して、高すぎないものを購入した方がいいかもしれません。
後述するタイツや巻きスカート、アームカバーとの配色を考えて、素敵なコーディネートをしてみてください!
ご予算 3,000円~20,000円
3.タイツ
バレエ用のタイツは、身体のラインが美しく見えるように、薄手で丈夫な素材で作られています。
カラーに関しては、薄ピンク色のタイツが人気で、多くのダンサーが着用していますが、薄ピンクじゃなければいけないルールはありません。
脚のラインを細く見せたい方は黒色のタイツを着用してもいいですし、レオタードとの相性を考えて、グレーのタイツを着用しても構いません。
ご予算 1,000円~3,000円
4.巻きスカート
巻きスカートは、レオタード姿でラインがくっきり出てしまうお尻の部分を、さりげなく隠すために、ダンサーの多くが着用しています。
この巻きスカートに関しては、必ずしも用意しなければいけないものではありませんが、恥ずかしさを緩和し、かわいさをアップさせるという意味でも、バレエの習い初めから購入されることをおすすめいたします。
ただし、お子さまがバレエを習う際は、お尻のラインを隠してしまう巻きスカートを、指導の観点から着用を禁止している教室があるので、確認してから購入してください。
ご予算 1,000円~15,000円
レッスンにかかる費用
バレエを始める準備ができたら、あとは通う教室を選んで、レッスンを受講するだけです。
沢山のダンサーが集まる都会のダンススタジオや、小規模でアットホームなお教室など、種類は様々ですが、レッスン代に関してはそこまで大きな差はないので、ご自身の好きな環境の教室を探してみてください。
ここでは、レッスンのシステムごとにおおよその金額をご紹介いたします。
1.レッスン代(月謝制)
月に4回以上、同じ教室でレッスンを受講する場合は、月謝制のシステムを利用された方がお得です。
ただし、月謝制のスタジオの多くは、入会金(5,000円~20,000円)が必要なので、注意してください。
バレエはスタジオの環境、講師の質、ピアノ演奏の有無、によって、バレエを楽しめるかが大きく変わってしまうので、何もわからずにいきなり月謝制の教室に入会するよりも、後述するビジター制を利用して、いろいろな教室を見定めてから入会されることをおすすめいたします。
ご予算 月4回 10,000円~12,000円
2.レッスン代(ビジター制)
ビジター制のレッスンとは、飛び込みでレッスン1回分の料金を支払い、受講することのできるレッスンです。
月謝制よりもレッスン1回あたり500円~1,000円ほど割高になりますが、ご自身のスケジュールに柔軟に対応できるので、決まった曜日に通えるか分からない方におすすめのシステムです。
また、ビジター制のレッスンは、入会金等もないので、気になるスタジオや講師のレッスンを自由に受講することができます。
ただし、ビジター制がある教室の場合、レッスンを受講する生徒さんは毎回変わってしまうので、バレエ仲間はできにくいかもしれません。
ご予算 レッスン1回あたり3,000円~4,000円
3.個人レッスン代
バレエを習い始める前は「自分にできるかな?」「レッスンについていけるかな?」と考えるかもしれません。
バレエのレッスンは入門クラスと言えども、20人以上の生徒と受講することもあるので、講師から丁寧に細かく指導されにくい場合があります。
また、たくさんの生徒が参加していると、講師に気軽に質問をすることも難しいので、早くバレエを踊れるようになりたいと思っている方は、個人レッスンで学ぶのも一つの方法としておすすめしております。
個人レッスンサービスを展開している当サイトのRETIRE(ルティレ)では、バレエを習ったことのない方向けのビギナーコースをご用意しております。
ご予算 個人レッスン1回10,000円~
必須ではないその他の費用
この項目では、バレエを習い始める段階では必要ありませんが、あるとバレエライフがより一層楽しめるグッズのご紹介や、発表会についてご紹介いたします。
1.ファッションアイテム
バレエのレッスン着は「自分を美しく見せるための衣装」とお伝えしましたが、レオタードや巻きスカート以外にも、レッスン中に着用できるアイテムは様々です。
例えば、寒い季節に、足元を温める目的で着用するレッグウォーマーや、気になる二の腕のラインを、綺麗に隠してくれるアームカバーが、多くのダンサーに人気です。
これらファッションアイテムを選ぶことも、踊ることと同じくない魅力的ですので、自分なりにこだわってみてください!
ご予算 レッグウォーマー 1,000円~10,000円
2.ストレッチアイテム
バレエはどんなダンスやエクササイズよりも身体を大きく動かします。
その分、身体が疲労してしまうので、レッスン前後のストレッチはとても重要です。
このストレッチの際に、ストレッチアイテムを持っていると、効果が高まるだけでなく、バレエダンサーっぽさが出るのでおすすめです!
ただし、ストレッチアイテムを選ぶ際は、教室に持ち運びができるサイズのものをお選びください。
ご予算 足裏マッサージ用スーパーボール 100円~
3.発表会出演
バレエを習いたいと思っている方の多くが「いつか舞台で、スポットライトを浴びながら、優雅に踊ってみたい」と思っているのではないでしょうか?
この記事の最初にもお伝えしましたが、発表会に関しては高額なお金がかかってしまいます。
ただし、発表会はどの教室も基本的に任意参加にしています。
ですから、バレエが上手になったタイミングで、一回だけ参加することもできるので、まずは発表会にかかる金額のことは考えずに、バレエを始めてみてはいかがでしょうか?
ご予算 出演料(衣装代等を含む) 150,000円~300,000円
まとめ
気になる、合計の金額は、準備にかかる費用が7,000円~。レッスン代が3,000円~。
と、初回のレッスン代を合わせても10,000円程度からバレエライフをスタートすることができます。
バレエを始めるにあたって、「お金がかかりそう」というイメージはだいぶ変わったのではないでしょうか?
少しだけ勇気を出して、バレエを通して、踊る喜びを体験してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!